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卵管造影検査後のゴールデンタイムで妊娠できた経験




この記事は不妊治療前に必ず実施する不妊検査項目の1つである「卵管造影検査」後のゴールデンタイムについて実際に妊娠することができた内容をまとめたものです。

 

25歳で結婚し、個人的にはもう少し2人の時間を楽しんでも良かったのですが、旦那が子供をすぐにでも欲しいと切望していたこと、また旦那が10歳以上年上であるため旦那の年齢も考慮し、結婚してすぐに妊活に励みました。

 

妊娠に関してまだ何も知識がなかった私は、排卵日前後に関係を持つことですぐにでも妊娠するものだとばかり思っていました。

 

しかし実際に私が妊娠したのは、結婚してから2年後の27歳を迎えてからでした。

 「不妊検査お金かかるんだろうな」と少し気を落としていたのですが、私はこの卵管造影検査を受けたその次の周期ですぐに妊娠することができ、無事に出産することが出来たのです。

 

1.卵管造影検査とは

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カテーテルという細い管を膣から子宮内にいれ固定し、レントゲンで映る油性の造影剤を流し込み身体の不調を調べる検査です。

 

これにより卵管の通過性や子宮内部の形の異常などを調べることができます。

 

また卵管造影検査の際に使用する造影剤には水性と油性のものがあり、病院の方針や医者により変わってきますが、一般的には油性の造影剤を利用されることが多いです。

 

海外の造影剤に関する研究結果でも、水性の造影剤を利用した患者の妊娠継続率が29.1%だったのに対して油性の造影剤を利用した場合は39.7%と水性のものよりも油性のもののほうが妊娠継続率が高いことが発表されました。

 

また出産率も水性は28.1%に対して、油性は38.8%と明らかに高く、これも日本の病院で油性の造影剤が積極的に利用されている理由の1つです。

 

日本の不妊患者の多くが卵管に何か異常があるケースが多く、不妊検査でもまず最初に行われる検査の1つでもあります。

 




1-1.卵管造影検査の流れ

カテーテルという特殊な細い器具を膣から子宮内に挿入し固定

カテーテルの中に造影剤をゆっくりと流し込む

X線透視装置で造影剤の流れを確認し、子宮・卵巣まで行き渡らせる

造影剤の流れをレントゲンで確認しながら、トラブル箇所があるかの確認

 

卵管造影検査の時間は5分から長くても10程度で終わり、その場で検査結果がわかります。

 

油性の造影剤を利用した場合、翌日もX線写真を撮る病院がありますが、無いところの方が今は多いようです。

 私がお世話になった病院でも翌日のX線写真は撮りませんでした。

 

造影剤の量も油性ものを利用することで水性のものより少ない量で済みますが、ここは医者の技量によっても変わってくるところです。

 

2.卵管造影検査で分かる身体の不調

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卵管造影検査をすることで、以下の項目の状態を把握することができます。

 

2-1.卵管閉塞

卵管が何らかの原因により閉塞(管に隙間がなく受精卵が通れない状態)してしまっていると、妊娠することが難しくなります。

 

卵管とは卵巣と子宮を繋ぐ10cmほどの細い管を指します。

卵巣から排卵された卵子と精子が結合した受精卵が何度か細胞分裂を繰り返しながら、子宮内に着床するまでの通り道になります。

 

女性の身体には卵巣が左右に1つずつあるため、どちらか一方が閉塞しておらず、癒着などもなければ、排卵は左右ランダムに行われるため自然妊娠や人工授精での妊娠も可能です。

逆に両方閉塞してる場合には、タイミング方や薬物療法、人工授精での妊娠は難しく、体外受精や顕微受精での妊娠が必要になる場合もあります。

 

2-2.卵管周囲癒着

名前の通り、卵管の周囲が癒着(炎症により皮膚や膜がくっついてしまっている)している状態を指します。

 

卵巣から排卵された卵子は自然に卵管の中に入るのではなく、卵管采と言う卵管の先端にある部位が卵子を卵管に取り込むのですが、癒着を起こしていることで卵管采が卵子を卵管に取り込むことが出来づらくなります。

 

卵管周囲癒着は発見されにくい不妊症の1つと言われています。

 

卵管造影検査で良好な結果がでると、卵管には異常がないと判断されてしまうため、見落とされてしまう可能性があるのです。

 

卵管造影検査で異常がないにも関わらず半年経過しても妊娠に至らない場合、この卵管周囲癒着が疑われます。

 

 2-3.子宮奇形

子宮の奇形や種類によっては着床がうまくできず、流産や不妊になりやすいと状態を指します。

 

子宮奇形にはいくつか種類があり、双角双頸子宮(そうかくそうけいしきゅう)、双角単頸子宮(そうかくたんけいしきゅう)、単角子宮(たんかくしきゅう)、重複子宮(ちょうふくしきゅう)、完全中隔子宮(かんぜんちゅうかくしきゅう)、不完全中隔子宮(ふかんぜんちゅうかくしきゅう)、などに分類されます。

 

事実、成人女性の20人に1人は子宮奇形があると言われています。

 

3.卵管造影検査後のゴールデンタイムとは

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卵管造影検査後の3ヶ月間から6ヶ月の間は、一般的にゴールデンタイムと言われており、卵管造影検査前と比較して妊娠率が上がるというデータがあります。

 

卵管造影検査の際に油性の造影剤を卵管に流し込んだことで、卵管の通りが良くなったこと、卵管が僅かに拡張されたこと、閉塞まではいってはいない癒着が改善されたことにより、受精卵が卵管を通りやすくなったことで今まで妊娠に至らなかった人たちが妊娠にこぎ着けるようになったのです。

 

例えば汚いホースがあるとしましょう。

そのホースに最初に水を通すと、中に溜まっていた汚れなどが水と一緒に出てきますよね。

また中に小さな石ころが仮に詰まっていた場合、水を流した際の水圧で石ころも水と一緒に流れ出てきます。

 

その後再度水を通すと、最初に通した水がホースの汚れを取り払ってくれているため、水の流れが良くなり、水が流れるスピードも早くなっています。

 

最初の水通し(造影剤を卵管に流し込む)をしたことにより、2度目の水通り(受精卵が卵管を通る)が良くなるのです。

 

これは油性の造影剤だからこそ得られる効果です。

4.卵管造影検査することのデメリット

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油性造影剤の使用により、副作用が起こる場合があります。

 

主な副作用は軽い症状だとかゆみ、発疹、悪心、嘔吐で1/100人の割合で発症すると言われています。

これらの副作用は一時的なものですので、特に治療の必要はなく自然に回復していきます。

 

しかし重い副作用が出た場合には注意が必要です。

症状としては息苦しさ、血圧低下、意識消失、腎不全などがあげられます。

発症率は2.5万に1人ですので0.004%と限りなく低いです。 

 また卵管造影検査翌日に38℃以上の発熱や、強い腹痛が起きた場合にも早めに病院にかかるようにしましょう。

 

5.卵管造影検査は保険適用?

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不妊治療の中で唯一保険適用にはならないのがこの卵管造影検査になります。

正確には卵管造影検査の一部が自由診療になるため、不妊治療を行っている病院によって金額に差が出てくるところです。

 

他の項目の不妊検査でも、保険適用にならない場合もあるのですが、初回や2回目までは保険適用される場合があるのですが、残念ながら卵管造影検査はそれがありません。

 

とは言え、卵管造影検査は基本的には1度しか行わない診察ですので、定期的にかかるものではありません。

 

不妊検査、不妊治療と聞くだけで高額な治療費がかかると思っているひと達が多いですが、実際には薬物療法まではほとんどの項目で保険が適用されるので、思ってたよりも安い金額で済む場合もあります。

 

また医療には高額保険制度というものがあり、月に10万以上かかる医療費の場合、それ以上負担にならないように医療費控除という制度があります。

 

まとめ

卵管造影検査は「かなり痛い」と思われがちですが、実際にはネットで書き込まれているほど痛みはありません。

特に癒着や子宮に異常がなくスムースに造影剤な流れる場合には全く痛みもなくすぐに検査自体が終わってしまいます。

また卵管造影検査で何も異常が無い場合でも、造影剤を流したことで卵管が広がり妊娠しやすくなるため、不妊検査の際は必ずこの卵管造影検査は行うようにしてほしいです。

 

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