芸能人やモデルのSNSの口コミで美容レーザーが主流になりつつある昨今。
美容レーザーも種類がありすぎて、どの美容レーザーがどういった症状に効果があるのかいまいちよくわからない!
そんな風に思ったことはありませんか?
せっかく高い美容レーザーを受けるなら、自分の悩みにちゃんと効いて、かつしっかり効果があるレーザーを選びたいですよね?
その中でもマルチな美容レーザーで有名な、アレキサンドライトレーザーについて詳しく解説していきます。
「アレキサンドライトレーザーって美肌に効果があるって聞いたけど、実際何に効くの?」
「自分の肌にアレキサンドライトレーザーは合っているのかな?」
そんな疑問を解消していきます!
目次
- 1.アレキサンドライトレーザーって何?
- 2.アレキサンドライトレーザーがもたらす7つの美肌効果
- 2‐1.ムダ毛の処理でキメが整い、毛穴レスに
- 2‐2.肌くすみも無くなりワントーン明るい肌に
- 2‐3.しみ、ほくろ、そばかすも薄くなる
- 2‐4.照射刺激によりコラーゲン生産
- 2-5.ニキビ予防、ニキビ跡にも効果有り
- 2-6.自己処理不要で肌を傷めない
- 2-7.乾燥対策で肌荒れを起こさせない
- 3.ヤグレーザー、ダイオードレーザーとの違い
- 3-1.レーザーの波長と特徴
- 3-2.レーザーの痛み
- 3-3.効果実感までの回数
- 3-3.レーザーのメリット
- 3-4.レーザーのデメリット
- 4.アレキサンドライトレーザーに副作用ってあるの?
- 4-1.照射した部分が赤くなる
- 4-2.硬毛化・増毛化
- 4-3.打ち漏れ
- 5.アレキサンドライトレーザー後のアフターケア
- 5-1.いつもより念入りなUVケアを
- 5-2.保湿はしっかりと行う
- 5-3.当日は入浴を避け、シャワーのみ
- 5-4.毛抜きはNG
- まとめ
1.アレキサンドライトレーザーって何?

アレキサンドライトレーザーとは1997年に日本に入ってきた医療用レーザーで、アメリカのキャンデラ社がアレキサンドライトの宝石を使用して製造したレーザー機です。
キャンデラ社以外にも、サインシェア社、ルートロニック社、Quantel Derma社がアレキサンドライトレーザーを取り扱っていますが、キャンデラ社のものが一番日本で利用されています。
医療レーザーに宝石?と疑問を持ちますよね?
実はレーザーには光を出力するための結晶と呼ばれるものが必要で、このアレキサンドライトの宝石から放たれる特殊な光の結晶を利用して作られたのがアレキサンドライトレーザーなのです。
日本の医療クリニックで初めて導入されたレーザー脱毛器で、厚生労働省にも認定されている安心・安全の脱毛器で、日本の医療機関でも多く採用されています。
アレキサンドライトレーザーは今でこそ「脱毛レーザー」として有名ですが、元々は美肌治療として使用されていました。
照射口は1センチの大ほどで、1回の照射にかかる時間はわずか0.1秒。
一瞬の照射で20~30本分の処理することが出来るため、短時間で広範囲のムダ毛を脱毛することが可能です。
また従来の冷却ジェルで皮膚を麻痺させてから脱毛するのと違い備え付けの冷却ガスが照射される前に噴射されるので、ジェルを塗ってから少し時間を取り照射が終わったらジェルを拭き取るなどの面倒な作業がないので、スムースに施術を行うことができます。
2.アレキサンドライトレーザーがもたらす7つの美肌効果

2‐1.ムダ毛の処理でキメが整い、毛穴レスに
顔のムダ毛が処理されることで毛穴が小さくなり、顔のキメが正常な三角形、もしくは四角形のキメが整えられた状態になります。
キメが乱れていると、顔に必要な水分を十分に保つことができず、乾燥を招皮いてしまいます。
乾燥により肌の皮丘(ひきゅう)が乱れてしまい、結果的にガサガサとした状態になってしまいます。
ムダ毛の処理をすることは美肌になることでもあるのです。
2‐2.肌くすみも無くなりワントーン明るい肌に
肌くすみの原因は、毛穴汚れや化粧がしっかり落ちていない、体調が優れないなども影響しますが、実はムダ毛によってくすんで見えてしまうこともあります。
顔を鏡に近づけてよーく見てみると、無数のうぶ毛がたくさん敷き詰められていませんか?
剃刀(カミソリ)で剃っても、毛根を処理したわけではないので時間と共にまた生えてきてしまいますし、剃ることで毛の先が斜めから平になってしまい、毛の面積が広がり余計に濃く見えてしまうこともあるんです。
脇(わき)や脛(すね)と違い、濃い毛ではないかもしれませんが、薄い毛がたくさん顔に敷き詰められていることで本来の肌色を十分に表に出すことができておらず、結果的にくすんで見えてしまいます。
レーザーで毛穴から毛根を処理することで、本来の肌の色を全面に出すことができ、今でよりも明るい顔色になり、肌もとても綺麗に見えるようになります。
2‐3.しみ、ほくろ、そばかすも薄くなる
アレキサンドライトレーザーは黒い色素に強く反応するレーザーです。
またこの後説明する他のレーザーち違い、比較的皮膚の浅いところに留まるため、あざと違い皮膚の表面上にあるしみやふくろ、そばかすの色素にも効果を発揮します。
しかし1度の照射ではしみやほくろを完全に消失することは困難なため、1度で最大限効果を求める人はQスイッチヤグレーザーがおすすめです。
2‐4.照射刺激によりコラーゲン生産
アレキサンドライトレーザーの照射時の刺激により、肌が活性化されコラーゲンの生産も期待できます。
敢えて肌を傷つける行為をすることで、皮膚が本来持つ自己再生力を利用し、肌が傷つけられる前の状態に戻ろうとします。
そのプロセスの中でコラーゲンが大量生産され、プルプルの肌に生まれ変わろうとします。
2-5.ニキビ予防、ニキビ跡にも効果有り
ニキビは毛穴詰まりによっても引き起こされます。
顔にうぶ毛が生えていることで、生えている毛穴がなんらかの原因で詰まってしまい、ニキビを引き起こしてしまいます。
ムダ毛を処理し、詰まる毛穴を減らすことで新しくできるニキビを予防することができます。
また出来てしまったニキビ跡も、徐々に薄くなっていきます。
2-6.自己処理不要で肌を傷めない
カミソリで剃っていると、たまに失敗して血が滲んで(にじんで)しまうこともありますよね。
場合によっては切り傷が跡になってしまうこともあり、これが顔だったら大変です!
レーザー機でムダ毛を処理することで、無駄に肌を傷めることなく、かつ回数を繰り返すことで確実に肌が綺麗になっていきます。
2-7.乾燥対策で肌荒れを起こさせない
カミソリでムダ毛を処理した肌って、とても乾燥していませんか?
乾燥により肌のキメが乱れることで様々な肌トラブルを引き起こします。
カミソリは安価で手軽にムダ毛処理ができる優れモノですが、本当の美しさを求めるのであれば、カミソリでなくレーザー機でしっかりムダ毛を処理し、肌を乾燥から遠ざけることが美肌の一番の近道です。
3.ヤグレーザー、ダイオードレーザーとの違い

脱毛器にはアレキサンドライトレーザー以外にも、ヤグレーザー、ダイオードレーザーというものがあります。
それぞれのレーザーにどのような違いがあるのか分かりやすく説明していきます。
3-1.レーザーの波長と特徴
アレキサンドライトレーザー
波長 755nm
特徴 レーザーが皮膚の比較的浅いところに留まる
ヤグレーザー
波長 1064nm
特徴 レーザーが皮膚の比較的深いところまで届く
ダイオードレーザー
波長 800nm
特徴 レーザーが皮膚の比較的広範囲に届き、ターゲットめがけて進む
3-2.レーザーの痛み
アレキサンドライトレーザー
★★☆☆☆
比較的弱め
ヤグレーザー
★★★★☆
比較的強め
ダイオードレーザー
★☆☆☆☆
ほぼ無し
3-3.効果実感までの回数
アレキサンドライトレーザー
★★★★☆
1回でも効果を感じる
全身脱毛であれば5,6回でほぼほぼ無毛になる
美肌効果は1~3回ほどで感じ始める
ヤグレーザー
★★☆☆☆
3回前後から効果を感じる
しみは1回の照射でも十分効果有り
ダイオードレーザー
★★☆☆☆
3回前後から効果を感じる
美肌効果はほとんど望めない
3-3.レーザーのメリット
アレキサンドライトレーザー
・脱毛効果が高い
・広範囲、鼻毛などの凹んだ部分にも対応可
・毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)にも効果有り
ヤグレーザー
・薄い毛や細い毛にも効果を発揮
・肌色が濃いめの人でも対応可
・硬毛化した太い毛も脱毛可
ダイオードレーザー
・脱毛効果が高い
・手早く広範囲に照射が可能
3-4.レーザーのデメリット
アレキサンドライトレーザー
・色黒の人には照射不可
・うぶ毛など細い毛には反応しずらい
ヤグレーザー
・痛みが強い
・しみ、くすみ以外の効果が感じづらい
ダイオードレーザー
・美肌効果は低め
・永久脱毛とはないない場合もある
4.アレキサンドライトレーザーに副作用ってあるの?

どの医療レーザーもそうですが、副作用が現れることもあります。
どの副作用も一時的なものがほとんですが、しっかりこれらを理解した上でレーザー美容を受けないと、のちのちトラブルを引き起こしてしまいますので注意が必要です。
4-1.照射した部分が赤くなる
レーザーの刺激により、一時的に皮膚が赤くなったり、虫さされように膨らんでしまうことがあります。
しかしこの症状は一時的なもので、数時間ほどで落ち着いていきます。
医療レーザーをメニューに取り入れているクリニックでは、レーザー照射後に専用のクリームを渡されるので、万が一赤くなったり腫れてしまった場合には患部に塗るようにしましょう。
4-2.硬毛化・増毛化
レーザー施術を受ける13人に1人くらいの割合で、硬毛化・増毛化という現象が起きる可能性があります。
硬毛化とは照射以前よりも毛が濃く硬くなってしまう現象、増毛化とは照射以前より毛の量が増えてしまう現象です。
医学的にはこのメカニズムはまだ解明されていないようですが、硬毛化・増毛化になりやすい部位としてはフェイスライン、主に顎下にこの症状が出やすいと言われています。
4-3.打ち漏れ
アレキサンドライトレーザーは照射口1センチ大の機械を人の手で少しづつ打ち漏れのないように、事前に照射部位にマーキングをした上で照射していますが、それでも打ち漏れをしてしまう可能性はあります。
これは照射する人の丁寧さにもよるので、雑なひとにあたると凄く適当な打ち方をされたような気がしますので、事前カウンセリングや口コミで評判を調べることで対処できます。
5.アレキサンドライトレーザー後のアフターケア

レーザー照射後は適切なアフターケアをすることでより効果を高めることが出来ます。
5-1.いつもより念入りなUVケアを
レーザー照射後の肌はとても敏感な状態になっています。
弱っている状態の肌への直射日光は肌にいつも以上のダメージを与えてしまいます。
またしみの原因となるメラニンも吸収しやすい状態になっています。
レーザー照射を受けた跡は、いつもより厚めにUVクリームを塗るのはもちろんのこと、ツバの長めの防止や、サングラス・マスク等でしっかり紫外線対策を取るようにしましょう。
ここを怠ると、せっかく美肌のために受けたレーザー施術が無駄になるどころか、かえって肌を傷つけてしまいます。
5-2.保湿はしっかりと行う
レーザー照射を受けた皮膚は、水分もいつもより少なくなっている状態です。
美肌の基盤は保湿であるように、乾燥対策はレーザー照射もしっかり行うようにしましょう。
また保湿された水分量が多い肌は、レーザー照射の効果を高めるだけでなく、レーザー照射時の痛みを軽減する効果もあります。
5-3.当日は入浴を避け、シャワーのみ
入浴することで身体が温まると毛穴が開くことで、レーザー照射の敏感な肌に刺激を与えてしまいます。
また当日の激しい運動やサウナなどももちろん禁止です。
身体の火照りが続くようであれば軽い火傷をしている可能性も考えられますので、市販の保冷剤や氷水で絞った冷たいタオルなどで十分に火照りを冷ましましょう。
5-4.毛抜きはNG
当然ですが、レーザー照射期間中の毛抜きは禁止です。
敏感肌になっているときに毛抜きで毛穴に刺激を与えることで、炎症を引き起こしてしまいます。
またせっかくのレーザー照射を無駄打ちしてしまうことにもなりかねません。
まとめ
アレキサンドライトレーザーはムダ毛の処理はもちろんですが、肌美容にとってとてもメリットの高い施術であることが分かりました。
何を求めるかで選択するレーザーは変わってきますが、「一時的なものではなく永久的に綺麗な肌がほしい」「根本的に肌質を改善したい!」そんな人にはアレキサンドライトレーザーで肌質改善するのが一番の近道です。
自分の未来の肌の為に何に投資をしようか迷っているのであれば、レーザー美容を選択肢の一つにしてみることをオススメします。